当社が実現を目指す宇宙太陽光発電は、宇宙空間で太陽光を受け発電する新たなエネルギー技術です。地球上の太陽光発電と比べて大気の影響を受けない為、安定的な電力の供給と高効率な発電を実現し、未来の持続可能エネルギーの供給を創造します。
また化石燃料を使用しないという点で、宇宙太陽光発電は環境に対する負荷を大幅に軽減します。化石燃料の燃焼によって発生する二酸化炭素や有害ガスの排出が無い為、温室効果ガスの削減に貢献するのです。
宇宙空間では、地上に比べて大型の太陽光パネルを展開する事が可能です。これにより、広範囲の太陽光を受け取る事ができます。
宇宙空間で受け取った太陽光によって発電された電力は、マイクロ波やレーザーによって地上に送電されます。送電されたマイクロ波などを、地球上の受信装置で再び電力に変換することで宇宙太陽光発電は実現されます。


宇宙からの贈り物
次世代のエネルギー革命
太陽は、今後数十億年にわたって私たちに莫大なエネルギーを供給し続けてくれることが予想されています。宇宙太陽光発電は、この太陽のエネルギーを利用するため、非常に長期的な持続性と大きな可能性を秘めているのです。
また宇宙空間では、地球上の天候や気象条件の影響を受ける事なく、太陽光を受け取り続けることが可能です。地球上の夜間や天候の悪化による発電の停止などの事態を回避して、365日いつでも安定した電力供給が可能になります。


ただこの宇宙太陽光発電の実現においては、技術の進捗や研究開発の推進、打ち上げコストの低減やメンテナンス技術の向上、安全性や国際的な協力体制の構築など非常に多くの課題が残されている事が現状でございます。
しかし、これらの課題をクリアし宇宙太陽光発電が実現した時には、持続可能なエネルギーの供給や地球環境の保護、またエネルギーの地域格差の縮小、宇宙産業の発展など非常に多くの利益が我々にもたらされる事でしょう。